ノンセンスの定義:ヒナギクにシッボを結びつけて崖からぶらさがっているゾウ。
問: カモメとスズメが仲よく空をとんでいます。おどろいたことに、そのあとからカメがとんでいくではありませんか。カメはどうしてとんでいるのでしょうか。
答: つきあいでとんでいるです。
これはスズメ・ジョークがさかんだった1970年代に日本でつくられたなぞなぞだと思われますが、こういったタイプのナンセンス・ジョークは、アメリカだったら、さしずめエレファント・ジョークとよばれるところでしょう。このなぞんぞでも、カメヲゾウにかえたとしたら、たちまちエレファント・ジョークがひとつできあがります。
ジョークとなぞなぞの区別はつけにくく、エレファント・ジョークというのは、いってみれば、「ナポレオンはなぜ青いズボンつりをしていたか?」「答、ズボンつりをしていないと、ズボンがずりおちてしまうから」といったタイプと同じいじわるなぞなぞなのです。
解答者のまじめな(あたり前の)答を予想してそれをはぐらかし、ああいえばこういうといった意地のわるいなぞかけですが、エレファント・ジョークは従来のなぞなぞをさらにシュールといってもいいほどエスカレータさせた論理の飛躍性と、そのナンセンスの度合をたのしむジョークといってもいいでしょう。
例えばこんな問題です。